この医師の2つの方法では「99%」にならない
先日、こんな記事を見て少し驚いた。
> アメリカ・ニューヨークのディビッド・プライス医師が「新型コロナウイルスは、2つのことを守れば99%予防できる」と訴えている。感染は手から顔へがほとんどなので、(1)手をいつもきれいに(2)手で顔を触らないの2つ。 <
「これはむずかしいが、出来たら99%コロナの感染を防げる」という話で、これがネットでバズったというのだ。
筆者が家族に書きだした「99%防ぐ」3箇条
しかし、この医師の予防法には「マスクの着用」がない。
筆者はコロナの感染者が日本国内で出た当初から、以下の3つを守れば、外出時のコロナ感染予防に関して、取りあえず「99%安全だ」と家族に言い聞かせて、実践するように求めた。
- マスク(出来れば眼鏡やだて眼鏡も)を着用する
- 顔には絶対に触らない
- 手を20-30分おきに洗う、または消毒する
そのため、マスクを十分に入手し、手指消毒剤として、アルコールジェルや次亜塩素酸水を各自に準備し、外出の際に携帯できるように手配した。
マスクの新型コロナウイルス感染予防に対する重要性
欧米人のマスクのイメージ
最近、マスクの重要性が認識されつつある欧米社会だが、つい先日まで欧米人は「マスクは病人がするもの」「他人に移さないように使うのがマスク」「重病人のイメージ」「薄気味悪い」と考えていた。
実際に、筆者が親しい欧米人(欧州、北米、オセアニア)の何人もに率直な意見を求めたがコレと同じだった。
中には医療系の仕事に従事し、医学的な知識の豊富な人が結構いて、詳しい解説つきで、いかに「マスクが新型コロナウイルスの感染予防に無意味か」を教えてくれた人もいる。
おもに飛沫感染するのでマスクが有効
新型コロナウイルスは現在までのところ、以下の2つの感染ルートで感染すると言われている。
- 飛沫感染
- 接触感染
このうちマスクの有効性は2つともにあると思われる。
マスクの対「飛沫感染」効力
飛沫感染に関して言えば、たとえ目の前で感染者がくしゃみや咳をしても、そこに含まれる多くのウイルスを防ぎ、直撃による感染を避けられる。
その後は、その位置を離れ、浴びたと思われるウイルスを消毒したり、また、衣服を替えたりするチャンスを得られる。
マスクの対「接触感染」効力
また、接触感染に関しても、マスクをしている事で、無意識に手を口や鼻に持っていくのを妨げ、意識化する手助けをしてくれる。
(「あ、顔を触っちゃいけないんだった」)
これは眼鏡やだて眼鏡を筆者が推奨するのと同じ理由だ。
Writer:Guccie