コロナ対策として市販薬を備蓄しておく意味はある

コロナ対策として市販薬を備蓄しておく意味はある covid19

検査・入院までをサバイバルするための市販薬

世界で猛威をふるっている新型コロナウイルス。

このウイルスはSARS-CoV-2と正式には呼ぶらしいです。
そして、そのウイルスが引き起こす症状をCOVID-19と称するのだそうです。(wiki)

ともあれ、新型コロナウイルスにかかったと思ったら、近くのかかりつけのクリニックに行ってPCR検査を受け、陽性だったら入院して治療してもらう。

…と言うようにスムーズに行けば良いのですが、現状、PCR検査すらまともに受けられず、患者のための空きベッドがほとんど無いという状況です。

新型コロナウイルスの治療には、今のところ、既存の各種の薬剤「アビガン」「レムデシビル」などが効果があると言われています。

しかし、そもそも検査も、入院治療も受けられないのでは無意味です。 最低でも検査・入院までの間をサバイバルするために、市販薬は必要になるでしょう。


筆者は市販薬を早々と服用すると、新型コロナウイルスの検査や治療の妨げになると思って、二の足を踏んでいました。

でも、日本中から聞こえてくる

  • 「検査が受けられない」
  • 「入院施設がない」

という声を聞いていると、少なくても検査・入院までは何とかサバイバルが必要だと思うようになりました。

体力に自信がある方には必要ないかも知れませんが、体に自信がないあなたには必要かも知れません。

予防薬はないが体調を整え免疫力を上げておく

新型コロナウイルスの感染予防になるような薬やサプリはありません。

もし、「🚫新型コロナウイルスの予防に効果があります」と現時点で言ってるとしたら薬機法違反です。2020/04/13

まだ世界中でワクチン・予防薬も治療薬も見つかっていません。2020/04/13

上で書いたように「予防に効果があるのでは?」「治療に効果がありそうだ」という薬剤はあります。しかしまだ臨床試験段階です。

消費者庁でも、「効果あり」と謳ったサプリや健康食品を販売している業者を摘発中ですので気をつけて下さい。

✅消費者庁:
新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品 の表示に関する改善要請等及び一般消費者への注意喚起 について(PDF)


ただし、体調を良くしたり、体力を増進したり、いわゆる「免疫機能」を上げたりと言う意味で、「予防する」という気概でいるコトは大切だと思います。

そのために有効だと言われているのが「ビタミンC」です。

アメリカやヨーロッパでも、パンデミックと同時にドラッグストアから一斉に消えたのは記憶に新しいところです。

筆者は🇺🇸アメリカ軍の看護士官から緑茶とビタミンCを熱心に勧められました。

緊急事態で、食品のまとめ買い、買占めも起こりやすく、野菜不足になりやすい事も合わせて、サプリとして「ビタミンC」を備えて、日々飲むのもいいと思います。

PCR検査から入院まで待てない時に市販薬が必要

PCR検査を受けたいと思うのは既に「新型コロナかも?」と不安になったときかと思います。

新型コロナウイルスの症状はさまざまですし、コレとコレは必ず現われるという判断の決め手がありません。


これも前線の医療現場が混乱している理由です。

主に新型コロナウイルスの症状としては次のようなものがあります。

  • 倦怠感
  • 軽い喉の痛み
  • 息苦しさ(呼吸困難)
  • 鼻水や咳
  • 筋肉痛
  • 発熱(37.5度以上)
  • 味覚・ 嗅覚の異常
  • その他、鼻詰まり、頭痛、痰や血痰、下痢など

「味覚・ 嗅覚の異常」が少し特徴的ですが、ほぼ「風邪」のような症状です。
ただ、「呼吸困難」は多くの人に現われやすいようです。

また「どうもいつもの風邪とは違う」「症状が重い」というような違和感もあるようです。
とくに今のようにパンデミックの最中ですから、よけいに思い当たるのかも知れません。

ただ、そうは言っても、医師はすぐにPCR検査をするように手配してくれません。
まだまだPCR検査の受けられる数が限られているので、検体を絞っている節があります。

そこで、厚生労働省が示す条件を満たすまで、何とか自宅で耐えるしか無くなるわけです。
※条件を満たしても即検査とならないのがさらに辛いところですが…

【実質的】PCR検査をうけるための基本条件

  • 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安(PDF 厚生労働省)

つまり、風邪症状、発熱、倦怠感、呼吸困難を、新型コロナの一応判断基準としています。

とくに発熱と呼吸困難は重視しているようです。

ですから、市販薬の常備もこれらの症状を念頭に準備するべきでしょう。

備蓄しておくべき市販薬は解熱鎮痛剤と咳止め

上で、風邪症状、発熱、倦怠感、呼吸困難への対策をすべきと書きましたが、その中でも症状が辛く、また体力をより消耗するのは「発熱」と「呼吸困難」です。

風邪の諸症状や倦怠感も程度によっては辛いです。
とくに頭痛や関節痛、吐き気、くしゃみなどそうですよね。

ただ、痛みに関しては発熱と一緒に、解熱鎮痛剤でカバーできます。
まずは解熱鎮痛剤と咳止めを準備しましょう。

解熱鎮痛剤の注意~イブプロフェンを避ける

解熱鎮痛剤を用意するときに注意するのは、「イブプロフェン」の入っているものを避けるという事です。

イブプロフェンがどのように作用するのかハッキリとは分りませんが、すでにWHOやフランスのベラン保健相が「新型コロナが疑われる際はイブプロフェンを避けるよう」に言明しています。

イブプロフェンに替えて推奨しているのは「アセトアミノフェン」です。たとえば以下のような市販薬です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【第(2)類医薬品】新セデス錠(60錠)【セデス】
価格:1376円(税込、送料別) (2020/4/13時点)


「解熱鎮痛剤」で探してみて、イブプロフェンが入っていなければ現状、大丈夫と考えて良いでしょう。

咳止め

咳止めはもし常用しているものがあればそれでいいと思います。

うちではこちらが、家族みなに効果があったので、買い増ししておきました。

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【指定第2類医薬品】エスエスブロン錠 84錠
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発熱・呼吸困難がひどくない場合は総合感冒薬

PCR検査をうける条件は満たしているが、体温は37度台、また呼吸困難もそれほど酷くない場合があります。

また、この2つの条件は満たしていないが、他のいくつかの症状や、特に「味覚や嗅覚の異常」と言った新型コロナ特有の症状があるのでPCR検査を受けられるように待機中の場合もあります。

そういう時に体力を温存するために総合感冒薬を利用するのも良いでしょう。



市販薬の利用は、病院で新型コロナウイルスの検査・治療が受けられるようになるまでの間、サバイバルするのが目的です。

これらで治すという事ではありません。

薬無しで体力が温存できるなら、市販薬の利用も避けておいた方が無難かも知れません。依然として正体がはっきりと判明していないウイルスなので。

心配な場合は、信頼できる医師や薬剤師に助言をもらって下さい。

補足データ

バファリンの種類とイブプロフェンの含有

バファリンは基本はイブプロフェンが入っていません
入っているのは「プレミアム」とか「EX」のような豪華バージョンか「i」の字( Ibuprofen のi)がついている商品です。

■イブプロフェン含有
・バファリン プレミアム
・バファリン ルナi
・バファリンかぜEX

■イブプロフェン非含有
・バファリンEX
・バファリンA
・バファリンライト
・バファリン ルナJ
・小児用バファリン CII
・小児用バファリンチュアブル
・キッズバファリンかぜシロップS、P
・キッズバファリンシロップS
・キッズバファリンせきどめシロップS
・キッズバファリン鼻炎シロップS
・バファリンジュニアかぜ薬a


Writer:Guccie

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